こんにちは!モカです。
今回は、南海キャンディーズ・山里亮太さん著の【天才はあきらめた】の感想をご紹介します!
ブログタイトルにもあるように、この本1冊読めば自己啓発本なんていらんな!という程有益な本でした。
彼の今までの経験を通して、
失敗・挫折からの立ち直り方
クズな自分の変え方
嫉妬や怒りを、前に進む力に変える方法
が、学べます。
時には「こいつめちゃくちゃクズだな!」と読んでて胸糞悪くなる箇所もあるんですが(笑)
そんなカッコ悪い部分も赤裸々に書いているからこそ、今現在成功している彼の言葉には説得力があるんですよね。

自己啓発本なんて読んでも意味がないよな~。
と思っている方にこそ読んで頂きたい本です!
著者紹介
山里亮太(やまさと りょうた)
漫才コンビ「南海キャンディーズ」のツッコミ担当。通称、山ちゃん。2003年に「しずちゃん」こと山崎静代とコンビを結成。04年にABCお笑い新人グランプリ優秀新人賞、M-1グランプリ2004準優勝。南海キャンディーズ不仲の時期を経て、M-1グランプリ2016、2017に再挑戦。2018年コンビとして初の単独ライブ「他力本願」を開催した。
「天才はあきらめた」より抜粋
嫉妬や怒りをガソリンにして前に突き進む!
山ちゃんの子供時代からコンビでの初単独ライブまで、七転八倒の芸人人生がたっぷりつまった爆笑エッセイ。
今ではテレビで見ない日はない彼が、いかに努力してここまでのし上がってきたのか知ることができます。
「こいつマジで最低だ!」と思う部分は数あれど、自分の負の部分をさらけだした文章は面白くて痛快です。
芸人の先輩や後輩、やテレビ業界の作家さんなどに馬鹿にされた時、彼はどう復讐するか考え実行するんですが、それがまた面白いんですよね!
養成所で「関東人おもんな」と言ってきた奴全員許さない。売れてすり寄ってきたときに名前忘れてる感全力で出す。
このように「復讐ノート」を作っては、どうやり返してやろうかと考える山ちゃん。
これが万人にとって正解かは分かりませんが…ネガティブな感情を自分の成長に繋げることができるいいお手本だと思います!
何でも褒めてくれる母ちゃん
そして彼のお母さんが素晴らしい!
母ちゃんは、信じられないところからほめ言葉をもってくる。
山ちゃんが小学生の頃、学校で嘘をついて担任の先生に叱られてしまいます。
しかし山ちゃんのお母さんは「あんた、あんな嘘おもいつくなんてすごいねぇ」と怒るどころか、褒めてしまうんですね。
山ちゃんを全肯定するお母さんのおかげで、彼は「本物のクズ」にならなかったのではないかと。
たった一人でも自分を認めてくれる人がいる、というのは大きな支えになるんだなと感じました。
南海キャンディーズ解散の危機…!
南海キャンディーズが2004年のM-1グランプリで準優勝し大ブレークした後の解散危機もこの本には綴られています。
しずちゃんが女優デビューするなど、ひとりで活躍しだした頃。二人の間には溝ができてしまいます。
芸人以外の仕事に精を出すしずちゃんに嫉妬と怒りを覚えた山ちゃん。
彼女にどんなクズなことをしたかは、実際に読んで頂ければと思います!(笑)
そんな不仲の時期を乗り越えた南海キャンディーズのふたり。
過去の相方にもひどい扱いをして解散してしまった経験から「相手のことをよく考えず強く言うのは違うということは分かっていた」と山ちゃんは学びます。
努力は外部の指摘ではしようとならない。内から呼び起こさなくてはならない。
彼は、相手を変えるのではなく自分を変えることによって、相手にやる気を出させるという手法をとります。
だから僕は自分が努力することで、焦りを向こうに生ませ、努力してもらう方向をとった。
これは相手を変えたい!と思っている人には有効な手段だと思いました。
ふたりが解散の危機から立ち直っていく様子は、夫婦、恋人、友人関係を再構築するために参考になるのではないかなと。
山ちゃんの目の前に現れる様々な試練。その経験から、失敗・挫折を乗り越え、どう改善していったら良いか、悩みに悩んで実行してきたからこそ、とても説得力のある文章となっています。
まとめ みんな思ってると思うけど、結局山ちゃんって天才だよね!
こんなにストイックに努力を続けられる彼が天才でなかったら、いったい誰が天才と言えるのでしょうか。
巻末にあるオードリーの若林さんの解説も、愛ある悪口で笑っちゃいました。解説を読むことで、第三者から見た山ちゃんのストイックぶりも知ることができます。
失敗や挫折にどう立ち向かうか。
どうすればネガティブなパワーをプラスのパワーに変えていけるか。
この本を読めばめちゃくちゃやる気が出ること間違いなしです!
山ちゃんの悩みに悩んでがむしゃらに前に進んでいく姿勢を見ていると私も頑張らなくては!と思いました。
皆さんもぜひ読んでみて下さい!
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