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綾辻行人「水車館の殺人」感想!!

書籍

はいたい!モカです。

今回は綾辻行人さん著書、「館シリーズ」の2作目である「水車館の殺人」のあらすじと感想を述べていきたいと思います!

ミステリー好きには有名な「館シリーズ」は全部で9作品。

  1. ・十角館の殺人
  2. ・水車館の殺人
  3. ・迷路館の殺人
  4. ・人形館の殺人
  5. ・時計館の殺人
  6. ・黒猫館の殺人
  7. ・暗黒館の殺人
  8. ・びっくり館の殺人
  9. ・奇面館の殺人

1作目の「十角館の殺人」で度肝を抜かれた読者も多かったのではないでしょうか?

山間の地にひっそりと佇む水車館。車椅子に乗った白い仮面の当主。その幼妻である美少女。そして回廊を飾る幻想の風景画。

このシチュエーションでワクワクしない訳がない!!

THE・ミステリーといったかんじで、読み応えのある作品です!

 

 

 

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あらすじ・ネタバレなしの感想

あらすじ

仮面の当主と孤独な美少女が住まう異形の館、水車館。一年前の嵐の夜を悪夢に変えた不可解な惨劇が、今年も繰り返されるのか?密室から消失した男の謎、そして幻想画家・藤沼一成の遺作「幻影群像」を巡る恐るべき秘密とは…⁉ 本格ミステリの復権を高らかに謳った「館」シリーズ第二弾、全面改訂の決定版!

出典:講談社文庫 水車館の殺人より

 

1年前の嵐の夜に起こった痛ましい事件。塔上から墜落した家政婦。消えた一枚の絵。姿を消した一人の男。そして、バラバラに解体され、焼却炉で焼かれた男。

そして現在、奇しくも1年前と同じ嵐の夜に、この「水車館」で再び凄惨な事件が起こってしまうのです!

ミステリーの舞台としては申し分ない状況!

物語は、「現在」と1年前の「過去」を交互に進んでいくので、読んでいる途中で「あれ、今現在だっけ?過去だっけ?」と分からなくなってしまう時も多々ありましたが(笑)

最後まで一気に読んでしまいました!

正直すごく驚くような仕掛けはありませんでしたが、「推理する楽しみ」を味わえる作品だと思います。

でもラストでは「あぁ、そう来たか!」と思いましたね~。これは賛否分かれる結末なのかしら?私は素直に感動というか関心しました。

未読の方には読んで頂きたい小説です!!

 

 

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ネタバレあり!感想・考察的なもの

この作品を読んで、「犬○家の一族」を思い出したのは私だけじゃないはず(笑)

 

切断された薬指、白い仮面、バラバラの焼かれた死体、これで入れ替わりのトリックには勘の鈍い私でも気づくことができました。

でもいつから入れ替わったのか?ってのは全然分からなかったですねー!

私は「由里絵が黒幕説」を推してたんですが全然そんなこと無かった。(笑)

水車館を抜け出したいが為に、正木慎吾を誘惑して藤沼紀一を殺害させたのでは…?と思ってたんですが、深読みしすぎた!

後ほど他の方の感想や考察を見て気づいたんですが、「現在」は藤沼紀一の一人称、「過去」は三人称での視点で物語が進んでいるんですね!そこが推理するヒントにもなっていたわけです。私は全然気づかなかった!

 

それにしても執事の倉本さんは入れ替わりに気づきそうなもんだけどなー。いくら館にしか興味ないとは言え、何十年も仕えてきた主ですよ。声音や仕草で「いつもの主と違うぞ」とか思いそうですけどね。

そして友里絵はこの後どうなるのか。彼女の心情描写があったら良かったかなーと個人的に思います。

殺された被害者はもちろん悲惨なんですが、この作品の一番の被害者は友里絵じゃないかなと私は思います。

館に幽閉されていた挙句、主人であった藤沼は殺されるし、直接手は下してないものの正木の共犯者になってしまうし。めちゃくちゃ可哀そうな子ですよね。

そしてラスト。。。「幻影群像」オチは「こう来たかー!」と思いましたね。

藤沼一成が「幻視者」であるということをもう完全に忘れてしまっていたので、現実の事件の中にオカルトが混じったようなこの結末は面白い!と思いました。

この事件が全て運命づけられていたのなら、この結末は避けられなかったのでしょう。

もの凄く悲しい事件だわ…。

 

正直「十角館の殺人」で衝撃を受けた私にとって、今作は少し物足りなかったですが、読み応えのある作品には違いないです。

ちなみに十角館の殺人はコミック版も出ているようですね!!これも読みたい…!

 

「水車館の殺人」は推理するのが楽しい作品でした!

次は「迷路館の殺人」読みたいと思います!!

 

以上、モカでした♪

 

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