こんにちは!モカです。
先日、映画「太宰治と3人の女たち」を見てみました!
今回は映画のあらすじと感想を紹介していきたいと思います!
あらすじ
太宰治の死の直前に執筆された「人間失格」。
その作品が出来るまで、実話をもとにフィクションとして描かれた作品がこの映画です。
まさに「事実は小説よりも奇なり」といった人生を歩んだ太宰治。
彼は「単なるクズ男」か、それとも「常軌を逸した天才」か。
この映画を見たあなたはどう思うでしょうか?
主演 小栗旬 宮沢りえ 沢尻エリカ 二階堂ふみ
監督 蜷川実花
世界で活躍する写真家であり映画監督の蜷川実花が、構想に7年を費やし、天才作家・太宰治のスキャンダラスな恋と人生を大胆に映画化!
主人公の太宰治を演じるのは、『ゴジラVSコング(邦題未定、原題GODZILLA VS. KONG)』でハリウッド進出も果たす小栗旬。蜷川監督と初タッグを組み、大幅な減量も敢行しながら、究極のダメ男でモテ男、才気と色気にあふれた最高にセクシーでチャーミングな、かつてない太宰像を創りあげた。
太宰の正妻・美知子に宮沢りえ。作家志望の愛人・静子に沢尻エリカ。最後の女・富栄に二階堂ふみ。それぞれの世代を代表する女優たちが、一見太宰に振り回されているように見えて実は自分の意志で力強く生きている女性たちを、圧巻の演技力で魅せる。太宰と女たちを取り巻く男性陣にも、成田凌、千葉雄大、瀬戸康史、高良健吾、藤原竜也と超豪華キャストが集結。
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太宰が愛した3人の女性とは?(ネタバレあり!)
太宰に人生を振り回されながらも、強く生きていった3人の女性。
この映画は、この3人の女性に着目してみるとおもしろいです!
太宰の正妻・美知子
妻としてのプライドを持ち、母としての強さと優しさを兼ね備えた女性
宮沢りえさん演じる太宰の妻・美知子
家庭を顧みず他の女性のところへ行ってしまう太宰を責めることもせず、妻として母として家庭を守り切った美知子は強い女性でしたね。
「書きたいなら全てを壊しなさい。」
このセリフにめちゃくちゃ痺れました。。。!
女性として、太宰の行いを責めたい気持ちはあるはずなのに、彼の「作家」としての人生を全うさせるために出たセリフだったのかなと思いました。
夫婦を超えた絆が二人にはあるんだなと感じる場面でした。
太宰が亡くなり記者が家に押しかけてきたときも、気丈にふるまう彼女の姿はカッコいいとさえ思いました。
太宰の愛人・静子
母となった女は強かに生きる。
作家志望の静子は、打算的な女性という印象を受けました。
太宰との不倫を楽しみ、女としての欲求を満たす静子。
「愛されない妻より、ずっと恋される恋人でいたい」と言う静子の言葉が印象的でした。
気持ちは分からないでもない。。。女性でしたら、愛する人にずっと愛されていたいですもんね。
静子は妻がいることを知っていながら、「太宰との子を儲ける」という目標を達成します。
夢見がちで恋に盲目な女性だと思っていましたが、この3人の女性の中で一番強かだったのは静子ではないでしょうか。
太宰の最後の女・富栄
堕ちるところまで堕ちたら、後は幸せを感じるだけ。
太宰を狂信的に愛していた富栄は、自殺をほのめかすことで彼を独占しようとしていました。
「私だけで幸せでごめんなさい」というセリフが凄く印象に残っています。
太宰と富栄は入水自殺で命を絶ってしまいます。
しかし、太宰が下駄を履いた状態で突っ張った跡が残っていたことから、彼は二人で命を絶つことに抵抗したのではないかと言われています。
映画の中で、太宰は「死ぬのをやめないか」と富栄に提案しますが、彼女は二人で死ぬことを懇願するのです。
これは私の勝手な考察ですが、妻である美知子や愛人の静子のように、自分もいつかは愛されなくなってしまう。
そうなるぐらいなら二人で死んでしまったほうが幸せだ、富栄はそう思っていたのかもしれません。
世間をシャットアウトし、2人の世界に没頭することができた富栄はある意味一番幸せだったのかもしれません。
まとめ・女性はどんな状況でも強く生きていける
美知子、静子、富栄の3人の女性。
三者三様の生き方がありましたが共通して言えるのは、芯を持った強い女性だということです。
富栄に関しては良いか悪いかは別として、「二人で心中することで彼を独占する」という目的を達成しています。
そこまで執着できるほど愛する人がいるというのは少し羨ましいとも思ったり…。
映画を見終わったあとは、「愛ってなんだろう」と考えさせられました。(笑)
興味を持った方は是非見てみてください♪
以上、モカでした。
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